口述試験終了!

タイトルの通り、口述試験を受けに東京に行ってきました。
今回は初日の24日午前。
関西から有休2日連続で使って行くことになるんだから、もう少し日時に配慮があってほしかった。
でも、試験問題自体は初日が簡単だとのもっぱらのうわさのため、まあよしとするか。
とりあえず水曜日の会社終了後に東京に移動し、24時近くに試験会場の隣駅である麻布十番近くにあるホテルに到着。
翌木曜日はホテルにこもって論点整理集を一通り復習のため目を通しつつ、昼だけは優雅に中華料理店にランチに出かけました。
あとから気づいたのですが、その店はミシュラン一つ星の店。ミシュラン星付の店なんて行ったことなかったのですが、まあ、こんなものかなと納得。
そして当日はわりと集合時間ぎりぎりに控室に到着。順番は指定されたレーンで一番最後の8番目。おかげでひととおりレジュメに目を通すことができました。
で、肝心の口述試験ですが、
①特・実
テーマは国内優先権と代理権。
主査の試験官は女性。
なかなか厳しく、細かいところは忘れましたが、途中でかなり条文通り言い直しを要求されました。おかげで法文集見まくり。
そして、パネルの事例問題で、国内優先権主張する代理人の委任についての質問「弁理士丙に国内優先権主張の出願Bを依頼する場合、どのような注意が必要ですか?」との質問に対し、「優先権について別個に代理委任が必要」と回答。
そこで、恐怖のキーワード要求。
結局ここでキーワードが出てこず、時間が刻々と過ぎてジ・エンド。
・・・「特別授権」が出てこなかったのです。
あとで周囲に話を聞いたところ、あと2問くらいあったようなので、まあC確定でしょう。
去年と同じ失敗をし、不安を覚えつつ次の部屋へ
②意匠
テーマは分割・変更出願。
多少の言い直しはありつつも、まあ普通に進行していきます。
そして事例問題。「バンパーの部分とミラーの部分に特徴のある自動車につき、意匠登録出願をしました。この出願は分割できるでしょうか?」との質問。
思わず分割できますと回答。
しかし、回答はそうではない模様。
もう一度問題を聞き、バンパーとミラーの部分意匠といいかけたところ、「部分意匠出願ではありません」との指摘があったところでハッと気づき、あわてて「一意匠として要件を満たすので分割できません」と訂正。
でも、最初も2度目も質問では全く自動車の意匠が全体意匠か部分意匠なのかを示唆してくれてなかったんですけどね。
でも、そんなに時間のロスはなかったようです。
とにかく最後の10分のピンポンを聞く前に「これで質問は終了です」の声を聴いて完答したことを確認。じつは今年の練習会では一度もこの一言を聞いたことはなかったんですけどね。
すこしだけ気分を取り戻して最後の部屋へ
③商標
テーマは3条・4条。なんと去年と全く同じです。
3条、4条の趣旨や、4条1項10号、11号、15号、19号の趣旨を回答。
確かかなり端折って回答したと思います。
でもいちおう先にはどんどん進んでいき、なんと最初のピンポンすら聞くことなく設問終了。
とにかくその場はほっと胸をなでおろします。
④そのあと
午前の部なので、そのあと最長で13:30まで待機が命ぜられます。
控室に移動すると、かなり試験の話で盛り上がっている模様。
なんと、私のいた部屋は同じ講座やゼミ出身で関西から遠征してきた人が集中していた模様で私もその1人。いきなり今日の話で盛り上がります。
おかげで特許庁の職員に注意をうけるありさま。
そして13:30になる15分くらいなる前に、無事解散の指令。
そのあともそのメンバーで浜松町駅からちょっとの場所の蕎麦屋で昼食。
昼間っから、精神的に解放された後のビールのまあうまいこと。
そこでも口述試験の話は続き、どうやらこの日の一番の難関は意匠の事例問題で、ここで時間を取られて最後まで行ったか怪しい人が多かったみたいでした。
そして解散。試験が金曜日だったせいもあり、たいていの人は翌日も滞在する予定で、もちろん私もそう。予約している新橋のホテル(環状2号沿いのほぼまっさらなビジネスホテルでした)に移動し、しばらくゆっくりと休むのでした。